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引退レース

2021.08.10

夏のオリンピックが終え、パラリンピック開催へと続いていきます。

最終日に行われた男子マラソンは、王者キプチョゲ選手の五輪連覇で幕を閉じましたが、

日本の第一人者である大迫傑選手は、懸命な走りもあと一歩メダルに届かず6位でフィニッシュ。

本番1週間ほど前に「オリンピックを最後に競技人生を終える」とツイートした大迫選手。

驚きつつも彼らしい決断だと思いましたが、それだけにメダルを掴みたかったでしょうね。

中学生時代からトップを歩み続けたエリートランナーですが、安住を望まず、常に上を目指し、

道なき道を開拓していった、唯一無二の長距離ランナーです。

日本の実業団を1年足らずで辞め、当時の5,000m・10,000m世界ナンバー1のファラー選手らが

所属するチームへ移籍した時から、今日までの約7年の間、彼を応援してきました。

ここ2年位は、アフリカでかなりハードなトレーニングを重ねてきましたね。

そして、迎えたオリンピックのレース本番。

いい位置でレースを運んでましたが、キプチョゲ選手2回目の揺さぶりで、8位まで下がりました。

ただ、そこからでも大迫選手は諦めていませんでした。

36キロ付近で6位に順位を上げ、2位集団に15秒差まで迫った時から先の15分余りでしたが、

とてもいい夢を見させてもらいました。

ゴール後、解説者の元日本記録保持者だった高岡寿成氏も言っていましたね。

「6位に上がった時、大迫選手だったからこそ、夢を見させてもらいました。」と。

大迫選手のレース後のインタビューでは、悔しさを堪えながらもやり切った表情と共に、

将来必ずや現れるだろう、メダル争いできる日本人ランナーの出現の期待と、

彼自身が指導などに関わることへの今後の強い決意が感じられました。

これから先もキプチョゲ選手のような、手強いランナーが立ちはだかるでしょう。

どうか、とてつもなく強いアフリカ勢に負けないランナーを育ててください。

そして、素晴らしい引退レースでした。

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